翻刻!江戸の医療と養生

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長生法 - 翻刻

長生法 - ページ 12

ページ: 12

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 る者、此島に遊び、此水滴の竒なるを目撃し、其  著書に記せしより、諸の西書之を載するもの  多し、ドヾネウス(──────────)曰く、是れ猶 ̄ホ我 欧羅巴(ゑ◦うろつぱ)州の、ゾ【左縦線】  ンダーウ【左縦線】草《割書:日露|の義》の日中に至れば、水を滴して地  を湿すが如きものか、然れども余未だ此島に  逰で、此竒樹を見ず、故に此理を知ること能は  ず ̄ト云々  右の竒談は、夢遊道人の西洋雑記にも見へた  り、客歳我が友、横濵に遊で、西人某氏に、竒樹水  滴の理を質せしに、同氏曰く、余此事に就て、種  々の説あり、簡に之を言はゞ、此樹に一種の蒸  餾機あつて、地中の水を餾出するなるべし、余  もまた未だ此樹を見ず、他日細荅せんと ̄ト云々   歯牙保護の法 歯は飲食の為 ̄メに須要なるが故に、務めて保護す べし、都て歯牙不潔なるは害あり、故に毎朝夕は 勿論、食後も亦掃除すべし、○朝は指頭に木炭末 を貼し、歯を磨くこと一回なるべし、《割書:本邦所用の|楊枝は、歯牙》 《割書:に害|あり、》 熱飲の後、直 ̄ヲに寒飲を取るは害あり 歯牙烈く相觸るゝ事を禁ず 力所及(なるたけ)寒風に露呈すべからず