翻刻!江戸の医療と養生

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長生法 - 翻刻

長生法 - ページ 15

ページ: 15

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 ○衣服 衣服は敢て美麗を㫖とせず、唯清潔なるを以て 主とすべし、脂垢◦衣服に留て、久しく脱せざれば、 蒸気の発散を妨げ、人身をして、再び此汚物を吸 収せしむ、豈大害ならずや、故に屡《割書:〱》洗濯して、頃刻 も汚衣を着すべからず、繻絆(じゆばん)の如きは殊に然り、 《割書:西国にては、奴婢といへども、繻絆を改ること、三|日必らず一回といふ、貴人は推して知るべし、」》 傅染病を患ふる人、曽て着せし所の衣帯には、傅 染毒布目に留て、洗濯するも脱し難し、若し猥り に之を着すれば、毒気傅染して則ち其病を起す、 《割書:古衣を購ふて、着するは甚 ̄タ危し、是れ從前◦着する|の人、傅染病有りや無しや、之を知ること難けれ》 《割書:ばな|り、》 衣帯は力所及(なるたけ)寛く、且つ軽きを良とす、多血家は 殊に然り、 衣服は木綿を最良とす、小児は殊に然り、貴人の 小児に、壮健なる者少く、下賤の小児、無病なる者 多し、是れ絹の衣服等は、小児に害あるの一證た り、尚 ̄ホ後編を繙て、此理を明にすべし、