翻刻!江戸の医療と養生

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長生法 - 翻刻

長生法 - ページ 7

ページ: 7

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し、故に炭火◦薪㷔の類は、徐々に室内の酸素を吸 収し、炭酸と成て四方に散布す、若し室内の氣新 陳交代せざれば、炭酸の量漸々増加して、人畜遂 に斃る事必せり、冬時温室内に在て、往々頭痛眩 暈等を起すは、炭酸の所為に因る事夛し、又輓近 人身究理家の所説に據れば、卒中の諸症を發す る事、更に疑を容るべからず、故に火力を以て温 煖を取れば、寒氣防ぎ昜く、毒氣防ぎ難し、思ふに 寒を忍ぶは、害なきに非ずといへども、毒氣を吸 収して、疾病を招くに勝れり、(𤇆突は、炭酸氣を驅 逐するの要器なり、其用法に就て、論示すべき事、 少からずと雖、之を後編器械の條下に讓る、)  試に火爐を日光中に置き遥に之を望めば、火  辺に一種の氣を見る、是 ̄レ即ち炭酸なり   室中に酸素を増加し、炭素を減却するの簡   法  水盤に夥く緑葉を插み、或は大瓶に石灰水に盛  て之を室内に置くべし、《割書:夜間は緑葉を|遠くべし》  動物炭酸を吐けば、植物之を取て、其炭分を奪  ひ、純粹の酸素を吐く、是 ̄レ酸素の缺乏せざる所  以なり、動植此 ̄クの如く相資くるは、実に造化の  妙手段と云ふべし、故に都下の如き、村落に比