翻刻!江戸の医療と養生

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長生法 - 翻刻

長生法 - ページ 9

ページ: 9

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凡そ飲食は、各人 ̄の性質◦動作の多少、及び時の寒熱 等に從ひ、一日の量を定め、之に増減なき事を要 す、此量の如きも、冝しく頻々に食ふべし、一時に 飽くべからず、総て飲食は、尚 ̄ホ欲するの間に収む べし、又大飢を俟て食ふは害あり、◯各日の食時 を定むべし、深夜に食ふ可からず、食後直ちに眠 るべからず◯飲食の前後には、思考す可からず、 笑語戯談は甚 ̄タ隹なり、食後には必ず運動すべし、 但 ̄シ労動に過るは甚 ̄タ不隹なり、徐々に高処を登降 するは、極めて妙なりと言ふべし 朝夕の食は淡薄なるを要す、滋養の食物は昼間 に用ゆべし、◯夏日は多く肉食すべからず、暖国 亦然り◯熱食は消化機に害あり、冝しく冷物を 食ふべし、然れども熱食に慣れたる人、急に冷食 するは害あり、故に漸々此慣 ̄レを廃止すべし、◯食後 直ちに水を飲み、其後一時《割書:凡そ我|が半時》の間は禁すべ し、 肉類は消化最も易く、又血となるの原質甚だ多 し、就中獣肉を良とす、鳥肉之に亜(つ)ぐ、魚肉は末な り、◯五穀は最も食に供すべし、然れども渣滓【左ルビ:カス】甚 た多く血となるの原質少しとす、唯脂肪を生ず