翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

養生七不可 1巻 - 翻刻

養生七不可 1巻 - ページ 10

ページ: 10

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 あらず一気の感動によつて血液中の精  気を分利【左ルビ「わけ」】し一種の霊液となして射し出  せるなり故に生霊たる人物をも生ずかく  あるものを漫に房に入精水を費す時は  一身の精気を減耗【左ルビ「へら」】し生命を損する事  言葉を待ずしてしるべし 勤_二 ̄テ動作_一 ̄ヲ不_レ可_レ好_レ安 ̄ヲ  血液は飲食化して成り一身を周流し  昼夜に止らざる事河水の止らざるが  如し此内より阿蘭陀にてセイニューホクトと名  づくる物を製し出す漢人の気と名づく  るもの是なり《割書:余が解体新書に訳する神経汁亦是なり漢説は|形なきに似蘭説は形あるに似たり其説ところ異と》  《割書:いへども校訂すれば一理なり物理小識に|説ところ略蘭説に近し合せ見るべし》血液は此力を以て順(めぐ)り  気は血液の潤(うるほひ)を以(もつ)て立こと一つなるゝが如し《割書:漆器|に呵》  《割書:すれは露立某子を握れば又露立は|共に其証なり後注と見合すべし》此二物の妙用によつて  生涯を保つ事衆人異事なし然れども  日々に生し日々に増のみにては害ある事故  天より主(つかさど)る物を具へ内には臓腑在て是を