翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

養生七不可 1巻 - 翻刻

養生七不可 1巻 - ページ 16

ページ: 16

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し人を見るに血液清潔のものは多く軽症にして 治し易し元より不潔の血液を貯ヘし人は 邪気是に相混じて重症となる所謂邪気乗 _レ虚入といふは此類ひなるべし如許の所を知て 常に血液の不潔とならざるやうに意を用ゆ べきこと也大凡大病を患る人 快復(くはいふく)の後は多く 病前に比すれば形体壮にして無病なりと 云ふものなり是は如何なる人にても大病中は 飲食をつゝしみ保養を宗とする故なりその 元より積貯へし不潔の血液病中にもるべき 所より泄尽新に生ずる清潔の血液の能養ふ が故なり是等を以て血液の成立を明むべし又 たま〳〵右説く所の旨に違ひ長命せし人も あり中島官兵衛《割書:隠居して後寛|亭といへり》といへる人は日々大酒 せしが八十五歳にて死せり西依儀兵衛《割書:成斎先|生といへり》と 云ふ儒生は大食にして美味を嗜し人なりし が九十八歳にて命終れり三井長意といへる 医生は七十四歳にて男子を生じ其子十九才の