翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

こけぬ津え - 翻刻

こけぬ津え - ページ 15

ページ: 15

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【右丁】 されどまたこれを分けて其大小を論(ろん)ずる時は天は三千 世界のおほゐなるかごとく地は芥子(けし)壱 粒(りう)ばかりの小(ちい)さ なるもの也扨また地は終(おわ)りありといへども天は始終(しじう) なくして朽(くつ)る事なきもの也されどもかくいへば天は 虚(きよ)にしてなきものかとおもへどもさにあらず孟子(もうし)も 至大至剛(しだいしかう)【左ルビ:いたつておゝきくいたつてかたく】なりとて其体(そのたい)の広大なる事をいふ時は 日輪(にちりん)は地球(ちきう)に倍(ばい)する事百六十五 双倍余(そうばいよ)のものにて この大なる日輪をはじめ其外 数多(あまた)の星辰(せいしん)の内にも わきて大なる星は地球に九十双倍より百七双倍迄の 大なる星千 余座(よざ)を容(いる)るものにて其大さまことに不可測(ふかそく) 【左丁】 なり将(はた)其 地球(ちきう)はいかにといふに其一 回(くわい)凡一万二千五百里と 有りて是も広大なる者なれとも其地球を一 番(ばん)の天より 見る時は其大さ地より見る月より三双倍大きに見へ 四番の天より見る時は此地より見る太白星(たいはくせい)に一倍大きに 見へ五番の天よりは少【ママ】さき星程に見へ六七番の天よりは 曾(かつ)て見えずとありてその広大にして高き事かく のごとし扨其一天々々の高さ厚(あつ)さをもいかにといふに算(さん) 法(はう)をもつてはかれども九番十番の天に至りてはいく ばくとしも知られずとなん誠(まこと)に無量不可思議といふ べしさて天の至剛(しかう)なる事いかにといふに鉄石(てつせき)も及ぶべ