伊那市×みんなで翻刻

コレクション: 内藤家資料 (1) 2

藩翰譜(八・上) - 翻刻

藩翰譜(八・上) - ページ 23

ページ: 23

翻刻

【右丁】 請とらんとす又黒田勘解由孝高山陽道に下向して 毛利吉川小早川等か軍勢を催促すこれは嶋津もし 殿下の御使に対揮せはまつ鎮西にをしわたつて彼横領 せし国々せめとらるへき為とそ聞えける仙石豊後国 に着てまつ島津かもとに使たつて早くお下知に任 せ横領せし国々をさけ渡すへきよし催促す義久 いよ〳〵いかつて其使をからめとつて禁獄す舎弟の 中務大夫家久を大将とし其勢二万を引わけて豊後 国に攻入る十二月十三日仙石長曽我部大友か勢を引 具し家久と戦ひ手合の合戦にうちまけて長曽我部 【左丁】 か嫡子弥三郎信親うち死し大友府内の城をさつて 高崎の城に落ゆく家久つゝきて府内の地に乱れ 入大友高崎にもこらへかねて龍王の城へ落さりぬ 兵庫頭義弘肥後の国を経て発向し大友か城々 こと〳〵くに攻落す毛利右馬頭輝元此よしを聞て 山陰山陽の軍勢をしたかへ豊前国におしわたつて 島津か勢と戦ふ関白仙石長曽我部まけ軍し つと聞召みつから畿内畿外南海北陸等の軍勢をひ きゐ給ひ明れは十五年の春都をたつて先陣既に長門 国赤間か関につくと聞へしかは義久か軍勢豊後の国を