翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

砦艸 - 翻刻

砦艸 - ページ 26

ページ: 26

翻刻

頭風(づふう)頭痛(づつう)酒にてときて両眉(りようび)の上に塗(ぬ)る 諸(しよ)腹満(まんふく)鼓腸(こちよう)に麦芽(ばくげ)湯にて服す《割書:但酒にて服|するもよし》 むし歯(ば)の痛に酒にて煎して用ゆ 湯火傷(やけど)毒蛇(どくじや)悪犬(あくけん)一切の虫さし水に磨(ま)【左ルビ:とき】して ぬり又服す 打撲(うちみ)傷損(くぢき)松節(まつのふし)を酒に煎して用  《割書:女人経閉は紅花酒にて服す|小児驚風五癇五痢薄荷湯にて用ゆ》 【上部欄外】 打撲 【本文】 打撲(うちみ)くぢきには鮒肉(ふなのにく)又は全形(せんけい)【左ルビ:まるのまゝ】をすりて酢(す)にて ときつくる骨(ほね)まて傷(いため)たるをよくいやす焼酎(せうちう)に て洗(あら)ひてふなを傅(つけ)其上を柳(やなき)の皮(かは)にてまきをく 又 生薑(しようが)のしぼり汁に阿膠(にかは)を入てせんしとろかし ぬる又 大蒜(にんにく)杵(つき)て泥(どろ)となし石灰(いしばい)を和(くわ)し堅(かた)く塊(かたまり) となし七月十三日に土中に埋(うづめ)て翌(よく)年此日に取 出してすりくだきて置すりつくる又 苧麻(からむし)茎(くき)葉(は) ともに黒焼(くろやき)にして服す落馬(らくば)の薬とて伝受(でんじゆ)せり又 土盞(かはらけ)を末(まつ)して薄糊(うすのり)にてとき患(うれふ)る所にぬる