翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

砦艸 - 翻刻

砦艸 - ページ 27

ページ: 27

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【上部欄外】 馬病 【本文】 馬の病も大半人の薬にて皆 効(しるし)あるものなり扨(さて) 息合(いきあひ)といふものは人にもあれど人は兼(かね)而より呼(こ) 吸(きう)を己(おのれ)と養(やしな)ふ故 卒倒(そつたう)する事 稀(まれ)也然といへ共 強(つよ)く馳(はせ)んとする時は人参(にんじん)を含(ふく)むべし或は梅干(むめぼし) もよく馬の息合にもよしとす又 塩(しほ)を舌(したの)上に ぬり水にて飼(かふ)へし一切の息合の薬は皆 麝香(じやかう) の入ものなれは解毒(げどく)丸を水に磨(ま)して用ゆ べし然とも人 糞(ふん)を少々 飲(のま)しむるにはをとる べし是を妙法とす又 遠馬(ゑんば)の時 轡(くつは)のはみに麻(あさ) の切(きれ)に塩梅(しほうめ)を弐ほど核(さね)を去りて包(つゝ)み結(むすび)つけ る事あり下手(へた)にては兎角(とかく)に馬を助(たすく)る事 なく上手(しようず)なれは馬の疲(つか)れぬやうに乗(のる)なれば 常(つね)に其 技(わざ)を調練(てうれん)するにしくはなし 【上部欄外】 息合 【本文】 息合(いきあひ)の方  人参 一両  甘草 同  辰砂(しんしや) 同  麝香(じやかう) 二朱  右 細末(さいまつ)して練蜜(ねりみつ)にてねり耳かき一つ汲立(くみたて)