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足の掌(たなこゝろ)に灸(きう)してよし又 腫物(しゆもつ)の催(もよほす)に灸(きう)すへし蒜(にんにく)
を隔(へだて)て灸するは猶よし《割書:うすく切りて|敷灸にする也》血留(ちどめ)につけ亦
【上部欄外】
虫歯
【本文】
衂血(はなぢ)のねぢにす口中の痛(いたみ)は猶更(なをさら)虫歯(むしば)の類は必 頷(おとがいの)
下(した)喉(のど)の左右に核(さね)を結(むす)ふものなり其くり〳〵の上に
灸四五 壮(さう)つゝすへへし一日にて験(しるし)なくは翌(よく)日も続(つゞけ)て
すゆる又足の大指(おほゆび)の腹(はら)【図】横紋(よこすじ)の外の留(とま)りに
【上部欄外】
脚気
【本文】
灸して喉痺(こうひ)に妙なり湿地(しつち)に居(ゐ)て脚(あし)の腫(はれ)たる
には日々に三里と風市(ふうし)に灸(きう)すへし十 壮(さう)より三十
壮(さう)に至るへし水あたりに天枢(てんすう)に灸すへし寝冷(ねひへ)
下り腹(はら)にもよし雀目(とりめ)に三里と身柱(ちりけ)に灸すへし
又 大指(おやゆび)と食指(ひとさしゆび)の骨(ほね)の【図】 又(だまた)に合谷(がつこく)と云 穴所(けつしよ)あり
灸すへし虫歯(むしば)にもよし《割書:合谷へ蒜を傳て虫歯を|治す但はやく去るべし》総(すべ)て
諸疵(しよきず)諸毒(しよどく)虫咬(むしかみ)たるに灸して吉 踏抜(ふみぬき)もいゝ灸 蒜(にんにく)
【上部欄外】
踏抜
【本文】
を隔(へだて)て灸するは猶よし踏抜(ふみぬき)たる後は田しふ舩(ふね)の
垢(あか)なとへ入べからす雨水 溜(たま)りもあしき破傷風(はしようふう)に
なる也 破傷風(はしようふう)になりたるも疵口(きずくち)に灸すべし