翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

砦艸 - 翻刻

砦艸 - ページ 35

ページ: 35

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 用て下す   巴豆(はづ) 《割書:去(かはを)_レ皮(さる)|》 大黄(だいわう) 乾薑(かんきやう) 《割書:各(おの〳〵)等分(とうぶん)|》  右 細末(さいまつ)きしり合せ糊丸(のりくわん)にして常(つね)に懐中(くわいちう)に  断(たえ)す貯(たくは)ふへし亦馬のばりつまひに用て  奇験(きげん)有一度に三四分を用ゆ馬には六七分も  用る事有へし人の食傷(しよくしよう)かるきには二分  許(ばかり)にて宜(よろ)し 【上部欄外】 金瘡 【本文】 金刃傷(きりきず)は外科(げくわ)にあらざれは治療(ぢりよう)なりかたけれ とも所により医(い)の来らんまて待(まち)かたき時も あらむ爰(こゝ)に神妙の法を傳(つたへ)へ示(しめ)す疵口(きつくち)に 乾血(かんけつ)あれは後日(ごにち)に膿(うみ)を催(もよほ)して治(ぢ)せざるもの也 焼酒(しようちう)に湯(ゆ)を半(なかば)にして洗(あら)ふ焼酎(しようちう)なくは常(つね)の酒も 用ゆ夫もなくは人 尿(いばり)を用ゆへし洗(あらひ)て後は鶏卵(たまご)の 白みを取(とり)温飩(うどん)の粉(こ)を和(くわ)して拌(かきま)せ能々(よく〳〵)摺合(すりあはせ)て 布(ぬの)に傅(つけ)ること膏薬(かうやく)の如して疵口(きずくち)を合て是を はる疵口(きずくち)いかにもはなるゝ事なく極妙(ごくめう)也 布(ぬの)は