翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

砦艸 - 翻刻

砦艸 - ページ 38

ページ: 38

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説(せつ)のあるは其 験(しるし)の異(こと)なる故の沙汰(さた)なる覧(らん)と覚(おほ)ゆ 【上部欄外】 船車酔 【本文】 舟にも駕籠(かご)にも酔(ゑひ)たるに用て吉又舟に酔(ゑひ)ぬ るは蕃椒(たうからし)を用 辛味(しんみ)を不知には辛の覚いつる まて用ゆれは醒(さむる)なり舟に酔むとする人は硫黄(いわう) を臍(ほぞの)中につめてよし《割書:舟車に酔は医書|注舟車病と見ゆ》  【上部欄外】 食傷 【本文】 食傷(しよくしよう)しける時 備急円(びきうゑん)なくははやく煙草(たばこ)を煎(せん)じ 飲(のむ)へし吐(と)する也又 脱肛(だつこう)を洗(あら)ふへし痛(いたみ)去て入る 事 速(すみやか)なり又 吐(と)せむとして吐(と)することあたはすは塩(しほ)を 湯(ゆ)にたてぬる〳〵として飲(のむ)時(とき)は吐(と)するもし夫 にても吐(と)せぬは鳥翅(とりのつはさ)を喉(のと)に入て探(さく)るへし 【上部欄外】 血留 【本文】 桃花散(たうくわさん) 金瘡(きんさう)吐血(とけつ)衂血(はなぢ)下血(けけつ)一切のちとめ  茯苓(ふくれう)《割書:壱匁|》 葛粉(かつふん)《割書:三匁|》 朱砂(しゆしや)《割書:少|》加へて桃色(もゝいろ)に する舌上(したのうへ)に少のせて目を閉(とぢ)て気(き)をしつむる時は 立所(たちところ)に留(とま)る也又 血留(ちとめ)に煙草(たはこ)を傅(つけ)又 艾(もぐさ)も傅(つけ)る 鏡面草(かゝみくさ)天名精(やふたばこ)希蘞(めなもみ)の葉(は)何れも揉(もみ)てつける 山吹の花もつける大蒜(にんにく)を衂血(はなぢ)のねぢにする又 鯨(くじら)