翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

砦艸 - 翻刻

砦艸 - ページ 39

ページ: 39

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の鬚(ひげ)を粉(こ)にしてつける人 頭上(づしよう)を傷(やぶ)り血四方に流(なが) れてけるにくじらの粉(こ)を頭上へ丸(まる)く堤(つゝみ)の如く置(をき) 血の流(なが)るゝをせき留て中の所へもふりかけ留たりき 鯨(くじら)は弓張(ゆみはり)の提燈(てうちん)の弓にすれは陣(ぢん)中にも可有 又 石灰(いしはい)を傅(つけ)るもよく留る蒿萑(あをぢ)の黒焼(くろやき)もよく 留る是は血のみち一切の薬にて又 緒(しよ)毒虫(とくちう)の咬(かみ) たるに傅(つけ)て妙也しかはあれと大 疵(きず)に血留(ちとめ)は傅(つけ) 間敷(ましき)也 布(ぬの)に巻(まき)て留(とめ)るをよしとす又 脱血(たつけつ)し 【上部欄外】 《割書:廣東|人参》 【本文】 て気(き)乏(とぼしく)なりぬるは廣東人参(かんとうにんじん)を壱弐匁 煎(せん)し服(ふく)す 是は三七と云ものにて補血(ほけつ)第一の妙薬(めうやく)予か偶記(ぐうき) に載(のせ)たり其 能(のう)左に記(しる)す 金刃傷(きりきず)箭疵(やきず)打身(うちみ)黒血(くろち)出て不止(とまらす)嚼(かみ)て傅(つく)る 吐血(とけつ)に一匁を嚼(かみ)飯のとり湯にて用也 男女 傷寒(しようかん)口(くち)歯(は)開(ひら)かぬに生薑(しようきよう)と同く歯(は)にぬる 又薑湯(しようがゆ)にて三匁を用也 男女 打身(うちみ)青(あお)く腫(はれ)たるに一匁を嚼(かみ)細(こまか)にして傅(つく)る