翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

砦艸 - 翻刻

砦艸 - ページ 43

ページ: 43

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又死人の両足を肩(かた)にかけ死人を背(せなか)に載(のせ)て担(にな)ひ 走(はし)る吐水(とすい)して活(くわつ)す又 壁(かべ)を打崩(うちくづ)し下に敷(しき)死人を 仰(あをむけ)に臥(ふ)さしめ其上に壁土(かべつち)を覆(おほ)ふ口眼(かうがん)に土のつか ぬ様にすへし自然(しぜん)に水出へし身こはり気たえ たるも此法を用ひて活(いき)ぬはいよ〳〵救法(きうはう)なしと 究(きは)むへし又 砂(すな)を炒(いり)て死人を覆(おほ)ひ面(めん)上下にも著(つけ) て口(くち)鼻(はな)を出し砂(すな)ひえは又かゆへし又 酢(す)半盞(はんさん)を 以て鼻中(びちう)にそゝく臍上(ほそのうへ)に灸(きう)する事百 壮(さう) 初(はじめ)取出す時に口に筋(はし)を一本 横(よこ)に含(ふく)ませ水より 出すへし管(くだ)を以其 両耳(りようじ)を吹(ふき)半夏末(はんげまつ)を鼻中(びちう)に 吹入れ皀角(さいかち)の末(まつ)を穀道中(こくだうちう)に吹もし夏月ならは 溺人(できじん)の腹(はら)を横(よこ)に牛(うし)の背(せなか)に乗(のせ)て牽(ひき)て緩々(ゆる〳〵)行(ゆき) 走(はしら)しめは腹中(ふくちう)の水 自然(しぜん)に口中よりもならびに 大便(だいべん)よりも流出(ながれいづ)再(ふたゝ)び生姜湯(しようがゆ)にて蘇香丸(そかうくわん)を 灌(そゝ)ぎ或は生姜湯(しようがゆ)斗(ばかり)もそゝく但(たゞし)乗(のる)時に左右より 人をして授(たすけ)押(おさ)しむもし牛(うし)なくは人の背(せなか)の上に