翻刻
といへとも急(きう)に行(おこな)ひがたきは記す事をはぶく
又 赤小豆(あづき)一升 大豆(まめ)一升半は炒(いり)搗(つき)粉(こ)にして一合を
新水にて服す日に三度三升を用ひ尽(つく)せは十一
日を過(すき)て不(うゑ)_レ飢(す)又 説(せつ)に小豆(あつき)をくらへは津液(しんえき)小 便(べん)より
去て人をして虚痩(きよそう)せしむと云
竹中半兵衛 飢(うゑ)を救(すくふ)方
松の木のあまはだ《割書:日に干(ほし)細末壱斤|》
人参《割書:一両|》 白米《割書:五合|》
右三 種(しゆ)粉(こ)にしてよきほとに丸(くわん)し蒸籠(せいろう)に
むし是を軍兵(ぐんへい)十五人に配分(はいぶん)するに三日つゝ
はもつものなり
味噌(みそ)を旅中(りよちう)に貯(たくは)ふるは青木葉(あをきのは)に包(つゝ)みて
つとにする味(あじはひ)変せす又舟に酔(ゑひ)たる時此青木
葉を汁(しる)に煮(に)て食すれは快(こゝろよし)と云《割書:佐々介三郎|筆記》
辟穀軍中(へきこくぐんちう)第一の方
白蝋(はくろう)《割書:一斤|》 南(なん)天燭子