翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

食品国歌 2巻 - 翻刻

食品国歌 2巻 - ページ 11

ページ: 11

翻刻

■豆(くろあつき)賊風(そくふう)風痺(ふうひ)よく治(おさ)め婦(ふ)人 産後(さんこ)の冷血(れいけつ)によし 《振り仮名:緑豆|ふんとう|やへなり》は腫(はれ)を消(せう)して気(き)を下(くた)し丹毒(たんとく)痘瘡(ほうそう)煩熱(はんねつ)を解(け)す 豌豆(ゑんとう)の消渇(せうかつ)吐(と)きやく熱(ねつ)を治(ち)し腫脹(しゆてう)消(せう)して小便(せうへん)を利(り)す 刀豆(なたまめ)は中(うち)温(あたゝめ)て気(き)を下(くた)し吃逆(しやくり)痃癖(けんへき)疝気(せんき)治(ち)すなり 蠶豆(そらまめ)は能(のふ)うすけれと毒(とく)もなく胃(ゐ)おはすかして臓腑(そうふ)和(やわら)く 藊豆(いんけんまめ)霍乱(くわくらん)吐利(とり)の薬(くすり)にて酒毒(しゆとく)にふくの毒(とく)解(け)するなり    造醸部(つくりものゝふ) 豆腐(とうふ)よく熱(ねつ)を清(きよ)ふし中(うち)を和(くは)し酒毒(しゆとく)を解(け)して大腸(たいてう)を利(り)す 豆腐(ゆは)波こそはとうふに能(のふ)はかわらねと瘡家(しやもつ)の人は食(くら)ふへからす 雪花菜(とうふから)宿酒(しゆくしゆ)を解(け)して脾胃(ひゐ)を和(くは)す漆泡(うるしかふれ)に磨(ま)してよき也 粷(からし)よく食積(しよくしやく)酒積(しゆしやく)胃(ゐ)をひらき臓腑(そうふ)のうちの風寒(ふうかん)をさる