翻刻
昆布(こんふ)よく水腫(すいしゆ)を利(り)する能(のふ)ありて積聚(しやくしゆ)瘰癧(るいれき)癭瘤(ゑいりう)によし
海藻(ほたわら)は結核(けつかく)瘤(りう)をよく消(せう)し水気(すいき)を利(り)して熱(ねつ)を解す也
木部(きのふ)
茶(ちや)の性(せい)は食(しよく)を消(せう)して気(き)を下(くた)し上蕉熱(しやうせうねつ)と睡(ねふ)り醒(さま)すそ
千歳虆(あまちや)こそ肌肉(きにく)筋骨(きんこつ)養(やしな)へと小児(せうに)多食(たしよく)は害(かい)あると知(し)れ
五加葉(うこき)よく風湿(ふうしつ)をさり精(せい)をまし目(め)明らかにして痰(たん)を消(せう)する
枸杞葉(くこのは)は目(め)明(あき)らかにして精気(せいき)まし五労七傷(こらうしちしやく)補(おきな)ふとしれ
紫桐葉(きりのは)は経(けい)を行(めく)らし乳(ち)を通(つう)し腫毒(しゆとく)消(せう)して髪(かみ)を長(なか)ふす
木通芽(あけひのめ)悪瘡(あくそう)を治(ち)し水(みつ)を利(り)す乳(ち)を通(つう)しては五淋(こりん)治(ち)す也
木槿花(むくけはな)湿熱(しつねつ)をさり水気(すいき)利(り)し赤白痢疾(しやくひやくりしつ)下血(けけつ)おは治(ち)す
梔子(くちなし)の花(はな)は肺熱(はいねつ)よくさまし水気(すいき)を利(り)する薬(くすり)とそ知(し)れ