翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

食品国歌 2巻 - 翻刻

食品国歌 2巻 - ページ 25

ページ: 25

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銀杏(きんなん)は肺(はい)温(あたゝ)めて嗽(せき)を治(ち)し痰(たん)を除(のそ)いて濁(たく)をとゝむる 海松子(かいせうし)脾胃(ひゐ)肌肉(きにく)おは養(やしな)ふて多年(たねん)食(くら)へは老(おひ)さるといふ 竜眼(りうかん)肉心(にくしん)脾(ひ)虚損(きよそん)を補(おきな)ふて魂(こん)を強(つよ)ふし思膚(しりよ)【「慮」か】を安(やす)んす 胡桃(くるみ)能(のふ)気(き)おは補(おきな)ひ血(ち)をまして腰脚(やうきやく)重痛(てうつう)疝気(せんき)にそよし 榧子(かや)はよく五痔(こし)寸白(すんはく)に効(こう)ありて営衛(ゑいゑい)陽道(やうとう)筋骨(きんこつ)をます 甜櫧子(しいのみ)は疥癬(ひせん)を発(はつ)し脾(ひ)をいたむ病人(ひやうにん)小児(せうに)絶(たへ)て食(くら)ふな 櫧子(かし)はそれ洩痢(せつり)を止(とむ)る能(のふ)あれと食料(しよくりやう)にと宜(よろ)しかるまし 天師栗(とちのみ)は何(なに)功能(こうのふ)もなきものに小児(せうに)病(ひやう)人 食(くら)ふへからす 胡椒(こせう)よく中(うち)温(あたゝ)めて気(き)を下し多(おほ)く食(くら)へは肺(はい)を損(そん)する 山椒(さんせう)は食(しよく)を消(せう)して胃(ゐ)をひらき胸隔(きやうかく)を利(り)し虫積(ちうしやく)を逐(お)ふ 都夷香(はくたいかは)泄瀉(せつしや)をとゝめ暑邪(しよしや)を解(け)し毒(とく)なきものとかねて知(しる)へし 《振り仮名:都■子|つくはね》は性(せう)軽(かる)ふして能(のふ)うすく頭痛(つつう)おはよく治(ち)するとそ云 【■は米に念】