翻刻
鴞(ふくろ)よく癇(かん)を愈(いや)して噎(いつ)を治(ち)し喘急(せんきう)痰(たん)咳(かい)久(ひさ)しきを治(ち)す
雉(きし)の肉(にく)中(うち)温(あたゝ)めて気(き)おはまし瀉痢(しつり)をとゝめて瘻(らう)を除(のそ)くそ
鸐雉(やまとり)は中(うち)を補(おきな)ひ気(き)をませと血(ち)を動(うこか)せは多食(たしよく)禁(いむ)へし
鶏肉(けいにく)の五労(こらう)七傷(しちしやう)補(おきな)ふて湿(しつ)を除(のそ)ひて血(ち)おは益(ま)すなり
鶏卵(けいらん)は臓(そう)を安(やす)んし血(ち)を鎮(しす)め赤白(しやくひやく)久痢(きうり)陰湿(いんしつ)によし
翻毛鶏(しやむ) 能毒(のふとく)略(ほゝ)同上
鶤鶏(とうまる) 同上
矮鶏(ちやほ) 同上
烏骨鶏(うこつけい)虚労(きよらう)羸弱(るいしやく)補(おきな)ふて禁口(きんかう)痢疾(りしつ)帯下(たいけ)治(ち)すなり
杜鵑(ほとゝきす)瘡(そう)瘻(らう)虫(ちう)に伝(つけ)てよく能毒(のふとく)薄(うすき)きものとこそ知(し)れ
鷸(しき)はよく虚(きよ)を補(おきな)ふに能(のふ)ありて中(うち)を強(つよ)くし暖(あたゝ)たむといふ
竹鶏(うはしき) 能毒同上