翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

食品国歌 2巻 - 翻刻

食品国歌 2巻 - ページ 38

ページ: 38

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水鶏(くゐな)こそ何毒(なにとく)もなき薬(くすり)にて蟻瘻(きらう)を治(ち)する能(のふ)そある也 鶉(うつら)よく臓(そう)補(おきな)ふて気(き)おはまし疳痢(かんり)鼓脹(こてう)を治(ち)するとそ云(いふ) 蝋嘴雀(まめまわし)肌肉(きにく)を生(せう)す功(こう)ありて虚羸(きよるい)を強(つよ)く補(おきな)ふと知(し)れ 紫古密(つくみ)よく食(しよく)を進(すゝめ)て胃(ゐ)をひらき久痾(きうあ)の人は食(くら)ふてそよき 白頭鳥(ひよとり)は中(うち)を温(あたゝ)め気(き)をまして何毒(なにとく)もなき薬(くすり)なりけり 天鷚(ひはり)能(のふ)久瀉(きうしや)虚痢(きより)おはよく治(おさ)む気虚(ききよ)の病(ひやう)人 食(くら)ふてそよし 莫古鳥(むくとり)は肌肉(きにく)虚羸(きよるい)を補(おきな)ふて皮膚(ひふ)潤(うるほ)すに炙(あふり)食(くう)へし 鶯肉(うくひす)の春(はる)を向(むか)へて啼(なく)ゆへに陽(やう)を補(おきな)ふものとこそ知(し)れ 巧婦鳥(さゝゐ)こそ能毒(のふとく)軽(かる)きものなれは虚弱(きよしやく)の人の用(もち)ひてもよき 練(れん)■(しやく)【「昔」の横に「昔」】は風疾(ふうしつ)を治(ち)し気(き)おはまし毒(とく)なき鳥(とり)とかねて知(し)るへし 魚狗肉(かわせみ)は骨哽(ほねぬき)にこそ用(もち)ひなは即効(そくこう)ありと心得(こゝろへ)てよし 燕肉(つはくろ)の性(せい)毒(とく)ありて気(き)を損(そん)す虚弱(きよしやく)の人は食(くら)ふへからす