翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

精養 - 翻刻

精養 - ページ 12

ページ: 12

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故に病を生す大(おゝ)いに悦(よろこ)び大いに驚(おどろ)き大いに患(うれ)ふ皆(みな) 胃中(ゐちう)に悪気(あくき)を止(とゝむ)る故に病根(ひやうこん)となる既(すで)に○労症(らうしよう)を 見るに気(き)の発(はつ)する性(せう)又は気発せざる性より起(おこ)り同症(とうせう) にして上衝(のぼせ|ぜうしやう)する時は○乱心(らんしん)と成(なる)是又愚の甚(はなはだし)きなり 狐(きつね)狸(たぬき)人に取付(とりつく)抔(など)と古(いにしへ)より云伝(いひつた)ふ万物(ばんもつ)の霊(れい)たる人に 獣(けだもの)の害(がい)を為(なす)べきや人たるもの能々(よく〳〵)思慮(しりよ)すべし皆 己(おのれ)と 念(ねん)を生じ人又取付といふが故に狐狸の真似(まね)を為(なす) なり鳥獣(てうじう)の類(るい)に狐狸の付たるを見ず故に人有て 狐を殺(ころ)す傍(かたはら)に居(ゐ)る人 不便(ふびん)に思ふ其人に取付て 害(がい)せし人に取付ず取付 程(ほど)の獣 強(つよき)を恐(おそ)れ弱き を恐れざる理なし神明(かみ|しんめい)先祖(ほとけ|せんぞ)の祟(たゝ)りも同じ神明 仏祖(ほとけ)たるもの祟(たゝ)るべきや皆(みな)己(おのれ)と念を生ずるなり又 世に加持祈祷(かぢきたう)をもて病を治せんとするもうけがた き事にして仏祖も飲食(いんしい)衣服(いふく)臥具(くわぐ)医薬(いやく)を《割書:法|華》 供養(くよう)すと説(と)くされば断食(だんじき)をし薬を呑(のむ)なとは 教(おし)えず薬を用ゆる上(うへ)祈念(きねん)せば一心のよる処にし て効験(かうけん)あらん祈念なして諸病を治せば修験(しゆげん)法(ほう) 師(し)に病にて死するものはなき筈(はづ)也死するものを