翻刻
くはへはしらかし□ます半分にかけて半分はひへたるすにはさ
ひ入あへ両方かき合出す也□□し□□みなにはし□かしたるを
かけ候伝も在之『ふななます』ふなを三まいにをろしほねかし
らにしやうゆうを付よくやきてこまかにたゝき身はいかにもうす
くつくりいりたる子をかき合からしすにてあへ候又たてすにて
も吉やきかしらめん〳〵にもりわくることも有そうへつなま
すのすかけんはなますを皆もりてあとにすのをゝくあまり
候はぬかよく候『このしろ鱠』ふなのことく『やまふきあへは』ふなな
ますをからし入すにあへ申事也『ひてり鱠』あめのうを三枚に
をろし身はすきてつくり両のかはを打合かはめゟやきてきさみ
入たうのいものくきをさゝかき入すしほかけんしてあへるをいふ也
かはもしらやき也『かはやき鱠』あゆにてもあめのうをのことく仕候
事也是も身はすきてつくり候かはしらやき『ぬたなます』からし
をよくすりてさけのかすをよくすりあゆにてもいわしに
てもなよし【ボラまたはナメダ】にても先すにていためそのすをすてのちにぬたを
すにてのべすかけんしてあへ候也のちのすをゝきは悪候たゝしあゆ
にてはあをまめのぬたにゆのはきさみ入あへ申事も太郎介
『太郎介鱠』一しほのたいあわひなどいかにもうすくつくりいりさけす
とうふんにしてあへ候たゝしあわひはのちに入吉ますさけも吉
花かつほ三月大こん木くらけなときさみ入て吉『やきほね鱠』
たいのうすみほねなとやきむしり取て田つくりいりて川ゑひ木
くらけくりしやうかおろしなと入てすしほかけんしてあへ申候
『わさびあへ』かんかも同もゝけなとつくりすにてしほ少ふりいため
そのすをすてたいらきあわひたいなと入わさひすにてあへ
候鳥いれすにも仕候『かせちあへ』うつらにても子鳥にてもしや
うゆうを付あふり候てこまかに切からしすにてあへ候『水あへは』
いりさけにすをくはへ吉こん切田つくりするめいりこ小鳥や
きて入からさけあをうりきくらけこほう右之内取合あへ候