伊那市×みんなで翻刻

コレクション: 内藤家資料 (1) 2

藩翰譜(五) - 翻刻

藩翰譜(五) - ページ 8

ページ: 8

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【右丁】 御方に参りおのか城に政親を迎入る政親荒川を守り 西尾の城を落して又西尾の城に入東条の城を攻て牧野か 《割書:新次郎|なり》郎等須瀬宮内をうつ義昭つゐに降人に成て参りし かは西尾の城を以て政親に賜ふ徳川殿御家人に城給し始 とそ聞へける《割書:伊束法師日記家忠日記増補同し|たゝし御年譜には永禄五年と有》ことしの暮尾張国織田 上総介信長宗徒の家人等を召あつめて義元既に我為に 討れし後其子氏真我いきほひにやおそるらんあへて戦ひに およはす松平蔵人元康猶 尩弱(ワウシヤク)【𪼷は誤】のもの也すみやかに予参 降人とこそなるへけれしかるに今本国に帰り兵を起し御方の 輩と戦ふ事年を経ぬかれがありさまを伝へきくに弓矢 【左丁】 取ては当時無双のわかもの 戦の勝負 いつ決すへしとも 見へすされは 信長か軍勢丹下 鳴海沓懸 広瀬挙母 梅坪大高刈屋岡寺部長沢鳥屋か根等の城々を守て兵を うしなひ粮を費す事謀すくなきに 似たり所詮信長は 元康と中なをりして 此城々にこめをきし軍勢を召返し 上方をうちたいらけ元康はまた 東国を したかゑんに 一人か力に及ふへからさらん時に至てはたかひにたすけ あわんと思ふはいかにと宣へは御諚誠にしかるへう存すと 皆一同にそ申けるさらは先此よしをいひ送つて見よとて 滝川左近将監一益其旨を伝へ笠原新左衛門を使者にして