翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

即席庖丁 - 翻刻

即席庖丁 - ページ 29

ページ: 29

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 くるみ竹(たけ)の大べらにて能々(よく〳〵)たゝき薄(うす)くなり次第(しだい)能(よき)ほどの  ちよくにて丸身(まるみ)につくりじよたんにいれ仕(し)上るなり    てり鰹(かつを)の伝 一/極(こく)上の鰹節(かつをぶし)大なるを撰(ゑら)み皮(かは)をさりしんを能々(よく〳〵)切れる鉋(かんな)  にて削(けづ)りほいろへかけて其上/醤油(しやうゆ)付ればべつ甲(かう)のことくつや出るなり    火取(ひとり)蜜柑(みかん)の伝 一/蜜柑(みかん)を小口ゟ薄(うす)くへぎ板(いた)にならべ一日干し(ほし)其上にてしよたんに入る也    煮(に)山椒(さんしやう)の伝 一/朝倉(あさくら)山椒(さんしやう)を鍋にてゆで上げあらき枝(えだ)をきり笊(ざる)にて水をきり味(み)  りん酒(しゆ)にてよく〳〵煮(に)やき塩(しほ)にてあんばい付るなり    煮(に)蕃椒(とうがらし)の伝 一/蕃椒(とうがらし)のあとさきを切/種(たね)をぬきほうろくにていり鍋(なべ)にてゆで一日一/夜(や)  水につけ能々(よく〳〵)水(みづ)を切(切り)みりん酒(しゆ)と焼塩(やきしほ)にてあんばいをつけるなり    紅生姜(べにしやうが)の伝 一もやし生姜(しやうが)を湯(ゆ)のたぎりたる中へ入/酢(す)と塩(しほ)と二/色(いろ)合せあんばいいた  し右の酢(す)の中へ入しばらく置(おけ)ば紅(へに)出る也また新(しん)しやうがはもやし  生姜(しやうが)より湯(ゆ)のなかへしばらく入/仕様(しやう)同断    てり煮(に)柚(ゆす)の伝 一柚(ゆす)の皮(かは)をむき其ゆずへ六ツほど包丁(ほうてう)を入よくゆでゝ水にとり