翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

漂流記 - 翻刻

漂流記 - ページ 9

ページ: 9

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【右側】 銅を□しえす正銀に□御座候銭は日本の銭のことくにて康熙 通宝の文字御座候壱分には拾文■用ひ壱□には□□を遣ひ□ 金は終に見申さず広東は諸式下直に御座候所にて常は米も百斤 にて七八匁も仕候由純子も一巻三四拾目程 沙綾(サヤ)も一■■仕 候由承申候当年は広東も甚敷きゝんにて米も百斤に付廿四五匁□ □故 餓死(ガシ)仕候もの多く御座候と承候惣抵山川へ相変儀も御座 なく候田畑造り申儀も日本の作様□相変らす相見へ申候牛又は水牛 □□□田を□かへし男女田野に出て其業をいとなみ一年に両度 作り申候三月に苗をうへ六月に取揚又其跡へ苗を植十月に取納メ 其後麦ヲ作り翌春の三月□苅取申候委細承申候草木は見□□ □□物多く御座候桧杉竹此類は相変儀も御座なく候砂糖は 日本にてとうきびと申物のことくにしま葉細ク長く御座候 【左側】 □汁を煎取砂糖に仕候由承申候魚菜は日本に御座候物も多く御座候 電白県ゟ広東へ参候道中往来の旅人多く輿に乗候も有□□ 木を詰付両人にてかき或は車を輪ひとつにして中に用ひ座 居申候様仕両方へ小長く柄を付それに藤の縄をはり其縄を 肩にかけ跡ゟ押参候ものに乗候も御座候拾町拾弐町の間に茶屋 御座候て菓子其□食物も御座候村々に人家相見へ瓦葺の家 □笹の葉にてふき申候家も御座候客屋□家内は土間に致し 広きたゝみ一畳高サ壱尺程に床を置夫に臥申候道中も山近 所は夜に入候得は村里に虎出て人を喰申候由故夜に入て外 出仕候物御座なく候唐人共申聞せ候野に牛と水牛を数多く放 し十二三の童夫をまもり朝出て暮に帰り□是ヲ□□□□ 申候牛馬鶏□は日本に相変儀御座な□□水牛と申物は頭牛