翻刻
【右丁】
[八]苞苴(つと)いも 生(なま)にておろし麺末(うとんのこ)少入 蒸(むし)熟(あけ)て棒(ぼう)の
如く取(とり)竹(たけ)の簀(す)に巻(まき)暫時(しはらく)おきてとり入し調味(てうみ)好(このみ)
に随(したか)ひ用ゆ
[九]結(むすび)いも 生にて巻剥(まきむき)にして又 旧(もと)のごとくに巻て
小口切にほそくきり稀豆油(うすぜうゆ)を烹(にへ)たゝせ右の
いもをさつと烹(に)上て結ふなり【引解結びの図】隙(ひま)とり
ては切るなり
【左丁】
[十]友巻(ともまき)いも 大きなる藷(いも)を生(なま)にて剥(むき)ざつと湯烹(ゆに)し
[六十四]蒸藷(むしいも)を馬尾篩(すいのふ)にて濾(こ)し剥(むき)いもに展(のば)し小
口より巻(まき)小口切にす○濾(こ)しいもを色付にした
るは猶々 佳(よ)しいろ付[十八]に記(し)るす
[十一]巻鮓(まきすし)いも 随分(すいぶん)大きなるいもを生(なま)にて剥(むき)ざつと
湯烹(ゆに)し攤(ひろげ)其(その)上へ飯(めし)を二 分(ぶ)程(ほど)の厚(あつ)さにむらなく一(いち)
面(めん)に置(おき)○蒸藷(むしいも)の馬尾篩(すいのふ)濾(こ)しを紅藍染(べにそめ)青粉(あおこ)
染(そめ)爵金染(うこんそめ)三色(みいろ)にして摸様(もやう)とりよろしく置(おき)
ならべ小口より巻(まき)布帛(きれ)につゝみ緊(しか)とかためて