翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

甘藷百珍 - 翻刻

甘藷百珍 - ページ 16

ページ: 16

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【右丁】     山巵子(くちなし)をきざみ水に浸(ひた)しその汁(しる)を交(ませ)てよし爵(う)     金未(こんのこ)【末】を用ゆるは香(におひ)悪(あ)しきゆへよろしからす     △右のいろ付の藷(いも)五色ともちいさく円(まる)め色を取     合せ菓子(くわし)に遣(つか)ふて甚よし尤/砂糖(さとう)を交合(ませあは)すべし     是(これ)を五/色(しき)いもといふ [十九]海鰌(くじら)いも 生にて擦(おろ)し釜底墨(なべずみ)にて色を付/蒸(む)し     筥(はこ)の内へ二/分(ぶ)程(ほど)にむらなく敷(しき)其上(そのうへ)へ其/侭(まゝ)の擦(おろし)い     もを一寸/計(ばかり)入(い)れ蒸熟(むしあけ)切(きり)て麻油(あぶら)にて少(すこし)煠(あげ)る 【左丁】 [二十]辛板糕(かせいた)いも 蒸藷(むしいも)馬尾篩濾(すいのふこし)百目 粳米粉(もちこめのこ)【注】五十目     砂糖(さとう)廿匁 辣茄末(とうからしのこ)二/分(ふん) 溲合(こねあわ)せ箱(はこ)に入(いれ)蒸(むし)あげ     二日ほど置(おき)一/分(ぶ)程に切て乾(かはか)し鏊子(やきなべ)にて焼(やき)用 [廿一]最中月(もなかのつき)いも [六十六]藷精(いものじん)を[十七]鶏卵刴(たまごわり)いもの如(ごと)く     溲(こね)て打展(うちのば)し二寸ぐらひの円(まる)に切乾上/焙炉(ほいろ)にかける     石蜜末(こほりおろし)を入て溲(こね)るもよし [廿二]未噌/漬(つけ)いも 生(なま)にて薄(うす)く切/未曽(みそ)一層(いつぺん)紙(かみ)一層いも     一層と幾層(たん〳〵)に漬(つけ)るなり 【注 「粳」の読みは「うるち」。「糯」の読みは「もち」。漢字または振仮名のの誤】