翻刻
【右丁】
湯烹(ゆに)し蒸(むし)いもの馬尾篩(すいのふ)ごしを[十八]色付にして
竅(あな)の中へ入れ小口きりにす
[四十]いも餈(もち) 糯米(もちこめ)蒸(むし)てよく搗(つき)其(その)中へ蒸(むし)いも皮(かは)を去(さり)
搗(つき)まぜちいさく取り砂糖(さとう)未曽(みそ)油煠(あふらあげ)石蜜(こほり)
末撒(おろしぶり)等よろし
[四十一]鶉烙(うづらやき)いも 生にて擦(おろ)し麪粉(うとんのこ)少し入/溲(こね)て赤小豆(あづき)
の餡(あん)をいれ饅頭(まんちう)のごとくに取り蒸熟(むしあげ)て米の
粉(こ)を蘸(まぶ)し烙目(やきめ)二ツ斜(すじかへ)に付る
【左丁】
[四十二]牛蒡射込(ごぼういこみ)いも 牛蒡(ごぼう)三寸ほどにきりざつと湯(ゆ)
烹(で)て中の心(しん)を取/稀豆油味(うすせうゆあぢ)つけ○蒸(むし)いもの
馬尾篩(すいのふ)ごしを牛蒡(ごぼう)の中(なか)へ小口切色は見合付よし
[四十三]氷柱(つらゝ)いも 生(なま)にて細(ほそ)くきり葛粉(くずのこ)にて蘸(まぶ)し湯烹(ゆに)
し調味(てうみ)好(このみ)に随(したが)ふ
[四十四]和布巻(めまき)いも 生にて宜(よろしく)きり相良和布(さがらめ)にて巻(まき)酒(さけ)
と豆油(せうゆ)等分(とうぶん)にて烹(に)るなり○和布(め)を巻(まく)とき葛(くずの)