翻刻
【右丁】
あげたるもよし
[七十] 栗様(くりなり)いも [七十一]花形(はながた)いも
[七十二]白髪(しらが)いも [七十三]いもめし
[七十四]いも茶粥(ちやがゆ)
[七十五]焼(やき)いも 完(まる)にてわらの熱灰(あつはい)にうづみてよし
△近年 焼藷(やきいも)の新方(しんほう)世に行(おこな)る味(あぢはい)うづみ焼(やき)に不及
【左丁】
[七十六]落葉(おちば)いも 生(なま)にて【図①】かくのごとく切(きり)打違(うちちが)ひ
にするなり【図②】此(この)ごとくなる也ざつと湯烹(ゆに)し
調味好次第
[七十七]糟蔵(かすづけ)いも 生(なま)にてよきぼと【ママ】に切(きり)糠未曽(ぬかみそ)に一/夜(よ)
つけ取(とり)いだし酒糟(さけのかす)へ直(なを)し漬(つけ)る
[七十八]塩浸(しほづけ)いも 生(なま)にてよき形(かたち)に切(きり)塩水(しほみづ)に浸(つけ)柑子(くねんほう)
鳥蕷(くろぐわい)【注】などとり合(あは)せとりざかなによし
【図① 上と下から切り込みの入った縦長の長方形】
【図② 「又」の形】
【注 「鳥」は「烏」の誤】