翻刻
【右丁】
[七十九]凍(こほり)いも 寒中(かんちう)に藷(いも)を生(なま)にて切/湯烹(ゆに)し外(そと)へ出(いだ)し
凍(いて)たるを湯(ゆ)をかけ乾(ほし)てつかふ
[八十] いも雑炊(ぞうすい) 生(なま)にておろし米(こめ)熟(にへ)し時(とき)入(いれ)るなり
未曽仕立(みそしたて) 塩仕立(しほしたて)いづれも青菜(あをな)をきざみ
いれてよし
焼(やき)いもを銅麁篩(あらきすいのふ)にてこし其まゝ何(なに)【注】
[八十一]初霜(はつしも)いも
にても烹物(にもの)のうはおきにしてよし
【左丁】
[八十四]片(へぎ)いも 丸/剥(むき)にして小口よりひら〳〵とへきて
烹物(にもの) 湯(すいもの) 取簌(とりざかな)などによろし
[八十五]いも冷物(ひやもの) 生(なま)にて花(はな)の貌(かたち)など好次第(このみしだい)に切(きり)みづ
にひやしてよし
[八十六]藷三盃浸(いもさんばいづけ) 生(なま)にてよきほどにきり 醋(す)一合(いちがう)
酒(さけ)一合 豆油(セうゆ)一合/烹(に)かへし完辣茄(まるとうがらし)ひとつに
いれ浸(つけ)る
【注 この行「焼いも~何」は、「初霜いも」の下ヵ】