翻刻
【右丁】
くりぬき縁(ふち)へ麪粉(うどんのこ)か葛(くず)の粉(こ)をとくとぬり◯
生にて擦したるいもに麪粉(うどんのこ)少(すこ)し入/笋子(たけのこ)の中へ
込(こみ)くちの所を竹籜(たけのかは)にてとくとつゝみ蒸(むし)て
湯羹(にもの)のあしらいによし
△又 簌(とりざかな)ならは笋(たけのこ)にあぢつけ蒸いもの馬尾篩(すいのう)
こしを色付にして入小口切にしてそのまゝ用ゆ
[九十二]鵆未曽(ちどりみそ)いも 蒸いも百目 白未曽すりて五十目
砂糖(さとう)十匁 乾奏椒末(ひさんせうのこ)五匁 四色ひとつにすり
ませすいのふにてこし鍋(なべ)にてにる
【左丁】
[九十三]醢(ひしほ)いも 生(なま)にて大/骰(さい)にきり《振り仮名:焙𤊒|ほうろく》にてざつと焼(いり)て
いもの骰(さい)壱升に 白粷(かうじ)一升 塩(しほ)三合 漬茄子(つけなすび)
の小口切 生姜(せうが)の針(はり) 五色/甕(つぼ)にいれよくふたを
して三箇月(みつき)ほど置(おき)出(だ)しさまに砂糖(さとう)蜜(みつ)少(すこし)入(いれ)る
[九十四]煠出(あげだ)しいも 短冊(たんざく)にきり油にてあげから〳〵と
なるを度(ど)とす
[九十五]新制煠出(しんせいあげだ)しいも 生(なま)にて一寸五分/方(よほう)厚(あつ)さ七分