翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

甘藷百珍 - 翻刻

甘藷百珍 - ページ 33

ページ: 33

翻刻

【右丁】     遣(つか)ふなり青苔(あおのり)末をあとより入る [百一] 黎明(あけぼの)いも [六十六]藷精を[八十八]斤食(へいしん)いものごとくこし     らへ一寸二三部【注】にまるく切(きり)餡(あん)を入/両方(りやうほう)よりあ     わせ鏊子(やきなべ)にて白焼(しらやき)にする [百二]いも柚餅子(ゆひし) 蒸いも百目 粳米粉(うるこめのこ)五十匁 未曽(みそ)     廾目 砂糖(さとう)三十目 榧実(かや)皮(かは)をとり丸(まる)なから堅(たつ)に     なるよふに入よくこね合せ長(たけ)三寸五部ほと厚(あつ)     さ四分にかため蒸熟(むしあげ)陰乾(かげぼし)にして小口より切 【左丁】 [百三]雪花菜(きらず)いも [六十六]藷精(いもじん)を製(こしらゆる)時(とき)の滓(かす)なり油少し     鍋に煎(いり)つけ豆油(せうゆ)少しさし麻子(おのみ)陳皮末(ちんひのこ) 黒胡(くろご)     麻(ま) 生姜(しやうが)骰(さい)とひとつにいれよくまぜ合す     △右のことく制(こしらへ)《振り仮名:■苔|のり》か匾腐または青昆布(あおこんぶ)に巻(まき)     て小口切にしたるを巻(まき)雪花菜(きらず)いもといふ     △[八十八]斤食(べいしん)いものごとく藷の精を打展(うちのば)し右の     雪花菜(きらず)いもを包(つゝ)み油あけにしたるをいもの     丸裹煠(まるつゝみあげ)といふ 【注 5、10行目の「部」は「分」の意で使用か。】