翻刻
五雑俎 ̄ニ曰百-穀 ̄ノ之外 ̄カ有 ̄リ_レ可 ̄キモノ_二以 ̄テ當_レ穀 ̄ニ芋 ̄ナリ也薯-
-蕷 ̄ナリ也而 ̄フシテ閩-中有_二蕃-薯_一似 ̄タリ_二山-藥 ̄ニ_一肥 ̄ヘ白 ̄ク過之
種 ̄ル_二沙-土-中 ̄ニ_一易(ヤスク)-生 ̄シ而 ̄シテ極 ̄メテ蕃(ハン)-衍(ヱン) ̄ナリ飢(キ)-饉(キン)之歳民
多 ̄ク頼(ヨツテ)_レ之 ̄ニ以 ̄テ全 ̄ス_レ活 ̄ヲ此 ̄ノ-物 ̄ノ北-方亦可 ̄キ_レ種 ̄ナリ也《割書:嵆|含 ̄カ》
《割書:之草木-状 ̄ニ有_二甘-藷_一形似 ̄タリ_二薯-蕷 ̄ニ_一實 ̄ノ大 ̄サ如 ̄シ_レ甌 ̄ノ|皮-紫 ̄ニシテ肉-白 ̄シ蒸 ̄ス_レ之 ̄ヲ○按 ̄スルニ此 ̄レ即薯-蕷 ̄カ乎未 ̄タ_レ詳》
貝-原益-軒 ̄カ之大-倭-本-草 ̄ニ-曰蕃-薯甘-藷 原(モト)一-
種 ̄ナリ也皮薄 ̄フシテ而 ̄シテ紫 ̄ナル者 ̄ノヲ為(ス)_レ蕃-薯 ̄ト皮-厚 ̄フシテ而 ̄シテ黄 ̄ナル-者 ̄ノヲ
為(ス)_レ甘-藷 ̄ト
雲太郎 書
【左丁】
凡例
一 甘藷(さつまいも)の製(しよふ)百 余(よ)品(ひん)何氏が豆腐(とうふ)百 珍(ちん)に習(なら)ふ
て品(ひん)を別(わかつ)こと四等(よいろ)なり曰(いわく)奇品(きひん) 曰 尋常(じんじやう)品
曰 妙品(みやうひん) 曰 絶(ぜつ)品也
一 製(せい)の同じきものは一条(ひとゝころ)に記(しる)して其余(そのよ)は略(りやく)す
仮令(たとへ)ば肉餻(かまぼこ)いもの条下(した)に色付(いろつけ)を用(もち)ゆるを[十八]【注】
五色の中とことはるが如(こと)し余(よ)も隼(なそら)へ知(し)るべし
一 切容(きりよふ)に巧(たくみ)ありて調和(りやうり)の烹調(かげん)にかゝわらざる
ものは名目(めうもく)の下に切様(きりよふ)をわづかに記(しる)して委(くは)し
くせず是(これ)は庖人家(りやうりけ)の手段(てきわ)にして筆談(ひんだん)の及(およぶ)
【注 四角囲みの漢数字は、[ ]で表記。以下同】