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一鮎を串(くし)にさしこげ申さぬやうにやき
十四五日も堅(かたく)成ほど日にほしつるし
置申候 霜(しも)月比よりは箱に入置候ても不_レ
苦(くるし)候 腸(はらわた)ともにも仕候 腸(わた)取能洗やき
候へばはやく干(ひ)申候何時仕候ても三十
日計は不苦候八月ゟ仕候へは虫入不申候八
月ゟ前には虫入申ものに候
○雉子(きじ)もどき
一 鰹(かつほ)能洗三 枚(まい)におろし血あひ薄身(うすみ)かは
を去 湯(ゆ)をかけさき又 湯(ゆ)をかけ其後水
にてひやし能 雫(しづく)をたらし置申候さ
ていり酒に酢(す)を加(くわ)へ炭(すみ)火にてにやし
右の鰹(かつほ)くりせうが入かき廻し出し申候
わさび柚(ゆ)の酢(す)ほど入能候なり
○梅かく
一 鰹(かつほ)ぶしいかにもあらくうき水にてさ
つとあらひ候て一盃
一酒一盃半水半分梅干塩を其 侭(まゝ)付な
から常(つね)の梅ならば十二三大梅ならば七ツ
八ツ右の三色合一 沫(あは)せんじ塩を能此
に入汁をしため置せんじつめ幾(いく)度も
汁をさしせんし申候
○又梅がく
一 鰹(かつほ)ぶし 細に削(けづり)すり鉢(ばち)にてすりあ
らきとをしにてふるひ壱升
一古酒 《割書:壱升|》 一 醤油(しやうゆ) 《割書:六合|》
一水 《割書:五合|》
右の酒醤油水三色合候て右のかつほへ