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入て吉(よし)右の飯(めし)黒うりする人など料(りやう)
理前に拵(こしらへ)用心(やうじん)に持事とぞ若(もし)右のめし
用意(やうゐ)無_レ之は常(つね)のめしにても良(よし)同クは
黒米のつかぬめし尤能候
夏(なつ)の飯(めし)悪敷(あしく)不(なら)_レ成(ざる)様
一夏の暑気甚敷時分は飯一日はこたへす
或は匂(にほひ)出或はねばり出て遊山玩水又は
道中なと難儀におよふ事あり此時は
一上白米つねの飯(めし)より少 強(こわく)拵(こしらへ)能にえ候て
火を引申と其 侭(まゝ)あたゝまりさめぬ内
に器(うつはもの)に入能うつしおしつけゆげのさ
めぬ様にふたをして置也何ほど暑気(しよき)の
時分にても二日はこたへ申候にえたちて火
を引と其 侭(まゝ)器(うつはもの)へうつすと押(をし)付置とかひでんニなし
料理 献立(こんたて)
○汁(しる)の類
一 鯉(こい) ふぐもどき
ふか 一 あんがう
わかめ たい
たうふ
一 にんじん 一 鳫鴨
塩の鯛(たい) いてう大こん
いものくき
よしたけ
うど
一 おろし 一 つゆ
よせたうふ 川ゑび
しほの鯛 たいらぎ
あさり
一 鴨におとし 一 小鳥たゝき
かぶな なとう
一 大こんみそやき 一 川ざこ
たうふせん こほう
うど 大こん
あわびうすくして なすび
きのこ
すり汁
一 うどみそやき 一 がんかもほそ作半分
うをいれて すりて入しほ鳥にて
もなとう汁のごとく