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の内一日に二 度(ど)三度つゝ手にてもみ合
上下へかきまはし暖(あたゝか)なる所ニ置申候
扨八日めにつぼへ入板にてふたをし其
上をしぶかみにて能 包(つゝみ)温気(うんき)の入不申
候様にいたし土に埋(うづみ)候来年六月 土用(どよう)の
内に口をあけ候豊後よりは甘(あまく)いろ
白きにごり酒なり
○蒲萄酒(ぶどうしゆ)の方
一ぶどう一 粒(りう)つゝ押つぶし汁(しる)をよく
しぼりため鍋(なべ)へ入 炭(すみ)火の上にて一 沫(あは)
せんじ其後能さましひえ候時 消酎(しやうちう)
にてもあわもりにても三分一ほと加(くは)へ
申候ぶどうは酸(すき)も甘(あまき)もひとつニ仕候
一 龍眼肉(りうかんにく)上の皮(かは)を去消酎へひた〳〵に
つけ二七日も置候へはしやうゆのごとく出
申候其時 龍眼肉(りうがんにく)を取上布にてしぼ
りかすを捨(すて)申候右二色を心 次第(しだい)ニま
ぜ申候ちんたのごとくに成申候右のご
とく二色 別(べつ)々に壷(つぼ)に入置候へはい
つ迄もゐ申候
○薯蕷(いも)酒の方
一 薯蕷(やまのいも)皮を去 厚(あつ)さ分半(ぶんなか)程に割(わり)
■(いかき)【笟ヵ】へ入 鍋(なべ)に湯をわかし■【笟ヵ】なから
湯につけ温(あつ)き茶(ちや)二三ぶくたべ候ほ
ど置其まゝ上ケ雫(しづく)をたらし盆(ぼん)
にて能すりひえ候時酒を入ねり酒
のやうにのべとくりへ入置用のたび〳〵
かんをいたし候五日ほども持申候