← 前のページ
ページ 13 / 118
次のページ →
翻刻
○豆淋(とうりん)酒の方
一 黒大豆(くろまめ)三合 鍋(なべ)にてもほうろく
にても炭(すみ)火の上に置ずいふんあつく仕
上へあげまめを入半分は皮(かは)きれ半分
はあたゝまり入たる斗ほどに炒(いり)申候火の
上にて炒候へは炒過申候
一酒 弐升
右のまめ能さまし入七日過候てまめ
をこして捨(すて)申候
○桒(くは)酒の方
一 桒(くは)の実(み)の汁壱升 能じゆくし
たるをえりてすりつぶし布にて
こし鍋(なべ)へ入 炭(すみ)火にてわかし青くさ
き匂(にほ)ひさり申までせんし扨よくさ
まし消酎(せうちう)を合せ候
一 消酎(せうちう) 壱升一合 《割書:あわもりも|よく候》
右の酒 遣(つかい)候時さたうを合申候
一白さたう 壱ふり 一 消酎(せうちう)《割書:一ふり|あわもりニても》
右二色 鍋(なべ)へ入火の上にてかん仕候へはさ
たう解(とけ)申候能とけ候てとり上こし
候て能さまし右に桒(くは)酒心次第に
まぜ申候
○ 楊梅(やまもゝ)酒の方
一 楊梅を一 粒(りう)つゝおしつぶし布に
てこし汁(しる)を取ため鍋(なべ)へ入すみ火の上
にて一 沫(あわ)せんし冷(ひえ)候時消酎にても
あわもりにても三分一 加(くわ)へ申候
一 消酎(せうちう)にさたう入是も一沫せんし能さ