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一白餅米 一升 あらりと引わり常(つね)
のこわめしのことくむし尤さます
一かうじ 一升 粳(うる)の白米上のかうし也
一水 一升
此内へ三分一程酒を加(くはへ)申候又酒五合水五
合にて壱升にもする也右水の中ヘ
糀をひたし一夜置て翌(よく)日なる程
つよくもみ候へは能花おち候同クはかうし
の米のはだにあるかびまでもおち申候
程もみてよし扨 糀(かうじ)をこし捨(すて)其中ヘ
こわ食(めし)を仕込(しこみ)申候此あま酒 寒(かん)の内に
作(つく)り能出来候時 鍋(なべ)へ入能わかしつぼ
へ入置候へば来年の夏(なつ)まても持(もち)申候
わかし候酒はかたく成候故たべ候時水に
てのべかんをいたし候尤 当座(たうさ)〳〵に作(つくり)
てもよしつねの醴(あまざけ)より久敷持申候
○鳩(はと)酒の方
一 真鳩(まはと)皮(かは)をむき鷲(わし)くわずと云ほね
を去(さり)其外ほねども細(こまか)にたゝきすり
鉢に入成ほどよくすり申候
一山升みそ鳩(はと)一羽に大キなる梅干(むめぼし)程入ル
一酒は鳩一羽につねの盃に七 盃(はい)ほど入候て
すり合さわ〳〵と煮(に)たて出し申候
○煎酒(いりざけ)の方
一 古(こ)酒 三升 一 醤油(しやうゆ) 五合
一かつほ 一升
いかにもほそく削(けづり)水にてさつと洗(あらひ)は
かり申候水にて洗(あらひ)不申は二升入なり