← 前のページ
ページ 20 / 118
次のページ →
翻刻
にてもなれ申候廿日三十日も損(そん)じ
不申候
○直味噌(なをしみそ)の方
一大豆壱石に糀六斗塩四升のみそは
大 躰(てい)能もなきみそ也右のみそ壱斗
はかりわけ糀三升中白米壱升五合
を食(めし)にし能さまし此二色をまぜ能
〳〵つき候て桶(をけ)へ入冬は五日七日ほど過
つかひ申候夏は三日ほどにて能候又本
み糀(かうじ)六斗より多ク候はゝ後に入ル
糀をひかえ候塩も四斗ゟすくなく
候はゝ後のめしひかえ申候
○糠(ぬか)みその方
一 小糠(こぬか)《割書:壱斗|其侭細ニふるう》一 塩(しほ)壱升
右の二色 飯(めし)のとりゆにてはら〳〵にこ
ねせいろうにかけ色の付候程むして
一日ほどもさまし桶(をけ)につき入三十日過
て右のぬかみそに上々の赤(あか)きみそ
二升 糀(かうじ)三升入又能つき合桶へ仕込(しこみ)
二七日ほと過遣申候りやうりの時すり
鉢(ばち)にて一へんすり申候酒を加(くは)へ申候
汁(しる)へ入候には水にてのべ候
○たうこみその方
一大 麦(むぎ)《割書:三斗能| つきて》一 黒(くろ)大豆八升
黒まめ少 炒(いり)て二つわりに引申候右二色
合むしてねさせ醤(ひしほ)のごとく糀にし
て一日 干(ほし)もみくだきさまし候
一水壱斗 塩(しほ)五升水の中にて塩を