翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

合類日用料理抄 - 翻刻

合類日用料理抄 - ページ 25

ページ: 25

翻刻

 柄(え)ぶりにて毎日かき申候日には少もあ  て不_レ申七十日ほどにては能なれ申候  夏仕 明(あく)ル二月迄よく候     ○梅醤(むめひしほ)の方 一 梅干(むめぼし)を水にて洗(あらひ)塩のかたまりたるを  取肉を取実をうち破(わり)仁(にん)を取出し  にくとひとつにすり申候 蜜漬(みつつけ)のせう  が細(こまか)に刻(きざみ)是もすり梅のにくとひとつ  にまぜ蜜漬(みつづけ)の汁(しる)にて能かんにのべ  申候梅とせうがとのかげんは心次第ニ仕候  △醤油(しやうゆ)之類     ○醤油(しやうゆ)の方 一大豆《割書:壱斗|》 煮(に)ル一大 麦(むぎ)《割書:壱斗|しらげ炒引わる》 一小麦《割書:三升|》《割書:炒(いり)て引わり粉にす|》  右三色能々まぜねさせ申候 一水 《割書:弐斗|》  一 塩(しほ)《割書:壱斗|》  水の中にて塩をもみくだきすいなう  にてこし右の塩水をにやしひえ候  ほど二日も三日もさまし仕込(しこみ)申候其時  糀(かうし)八升入桶の中にてもみ合一日に二  度 宛(づゝ)かき申候五十日の間如此仕候其後  中白米壱升ヲ水八升にて粥(かゆ)にたき  此かゆを入物いくつにも入すえり不  申候やうに成ほど早(はや)クあふぎさまし  能 冷(ひえ)候時右の醤油(しやうゆ)の中ヘ入よくまぜ  其後も初(はじめ)のごとく一日に二度づゝかき  廿一日過候てあけ申候二番醤油は右の  粕(かす)の中ヘ水壱斗塩五升前のごとく