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○味噌(みそ)醤油の方
一大豆《割書:壱斗|つねのことく煮ル》 一 糀(かうじ) 《割書:壱斗|》
一塩 《割書:七升|》 一水 《割書:壱斗五升|》
右の塩水壱斗五升を一斗四升に
成ほとせんじ能さまし申候七十五日
の間一日に三度づゝかき申候
○酢(す)の方
一 黒(くろ)米《割書:壱斗| 酒めしのことくす》一 糀(かうじ) 《割書:三升|》
一水 弐斗五升
右へ成ほど新敷(あたらし)葉(は)せうが一尺 縄(なは)に
てからげせうがの根(ね)ぎわより切リ根
斗入申候右の水へ糀かたまり不申候様ニ
細(こまか)にして入申候扨酒めしさめ不申候
やうに釜(かま)より直に酢(す)作(つく)り申桶へ入申候
桶を十へん斗もこもにて包(つゝみ)ふたを
も幾重(いくえ)もつゝみ温(あたゝか)なる様に仕候十五日
ほと過候へは酢(す)の上にうばはり申候を
捨申候右のごとくうはを三 度(ど)ほど捨(すて)
七十五日過候へは能 酢(す)に成申候其後酒を
あげ申候ごとくに仕候春夏秋三度 作(つくり)
夏は五十日ほどにて能候三年酢四年
酢に成候ては猶(なを)以よく候
○万(まん)年 酢(ず)の方
一上々 諸白(もろはく)《割書:壱斗|但二年酒》一上々 酢(す) 《割書:壱斗|》
一水 《割書:壱斗|》
右の三色を瓶(かめ)に入日の近(ちか)き軒(のき)の下
に置二七日過み候て酢(す)に成候へば夫(それ)ゟ 遣(つかひ)
申候 初(はしめ)はちとねばり出申候其後にばり