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翻刻
のき申候同クは其時 遣(つかひ)候て能候二升取
出し候はゝ其跡へ酒《割書:壱升|》水《割書:壱升|》入申候
三斗の本(もと)はいつ迄(まで)もへり不申候同ク
は本(もと)をつほいくつにもしてよし
○菖蒲酢(しやうぶず)の方
一 菖蒲(しやうぶ)《割書: 壱升|よく洗きさむ》一酒弐升
一水 三合 一 粽(ちまき)《割書:一ツ草取テ|》
右四種 瓶(かめ)へ入口を能 包(つゝみ)朝夕日の当(あたり)候
所に置七十日過能候酢取出候ほど酒を
入申候酒は善悪(よしあし)かまひなく候五月に作り
候へは翌(よく)【左ルビ:あくる】年五月に菖蒲(しやうぶ)斗入 替(かへ)申候
翌年よりは日 影(かげ)に置候取出し候時 念(ねん)を
入候へは何年も在之候也
△粉(こ)之類
○辛(からし)の粉(こ)拵(こしらへ)様
一六月中いかにもつよき日の時分五六日
も能 干(ほし)臼(うす)にてはたき皮(かは)を去又能 細(こまかニ)
はたき絹(きぬ)ふるひにてふるひ紙ふくろに
入火をたく上に釣(つり)置申候しめり候へは苦(にがみ)
出候 料(りやう)理の時は一時も前かどにいかにも
あつき湯にてねりいきの出さるやう
に紙をふたにして置物に合候時 出(いだし)遣
申候但 酢(す)の中ヘ入候時は茶(ちや)せんのほにて
ふりたて申候 辛(から)過申ほどに御さ候同ク
はひねからし仕候てよし
《割書:|よしの》
○葛(くづ)の粉(こ)の方《割書:并 寒瀑(かんさらし)|》
一正二月の比葛の根をほり出し上の皮(かは)
を能こそげ尤 土(つち)気をよく洗(あらひ)右の根を