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たゝきひしぎもめんの袋(ふくろ)へ入扨桶に水
を入其水へ右の袋をひたしもみ出申候
へは白キ水に成申候幾度ももみ出し申候
是は根(ね)につきてある葛(くず)を皆(みな)取可申
ために候能もみ出し候て其白水をも
めん成とも布成とも細(こま)カ成物にて七八
度もこし候へば少々 粕(かす)出るを捨(すて)申さて
白水をよの桶へさい〳〵入 替(かへ)候て桶底(をけそこ)を
見候へは土又は黒(くろ)キなり残申候それを幾(いく)
度もとり捨(すて)申候右のをりを能取申程
能候もはや土気(つちけ)なり少も底(そこ)に居(ゐ)不
申候時右の白水を絹(きぬ)にて三度ほどこ
し申候これも土気をり可取ためなり
能こし半切のやう成桶に右の白水を
入三日ほどゐせ半切桶のはらに呑(のみ)を三ツ
程仕 上(うへ)の水すみ申候時のみ口をぬき上
水を捨(すて)申候半切共にしたみかへは底(そこ)にゐ
申 葛(くづ)たち申水皆捨候てそこにゐ申候
葛(くづ)をとり出しかうじぶたの様成物を
拵(こしらへ)それへ右の葛(くづ)を細(こまか)にわり能天気
に廿日ほど干(ほし)申候少にても水 気(け)候へは
葛の色あしく成申候
一 寒瀑(かんさらし)の葛は寒の内に如_レ此仕候也
○栗(くり)の粉(こ)の方
一 栗(くり)つねのことくゆで汁(しる)をしたみ上 皮(かは)
の焦(こげ)申ほど鍋(なべ)にて炒(いり)しぶ皮(かは)を能去
すり鉢(ばち)にてすりまな板の上にてたゝ
き候へは其内に能 乾(かはき)申候さて米どをし