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合類日用料理抄 - 翻刻

合類日用料理抄 - ページ 36

ページ: 36

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   ○とち餅の方 一餅米《割書:一升|》    一とちの粉《割書:三合|》  右とちの毒(どく)を取 粉(こ)ニはたく扨餅米  をさつと湯煮(ゆに)をし。いかきへ上とちの  粉をふりかけまぜ合水を少そゝき  手に拳(にぎり)候へは手の内にてかたまり申  ほどに水をそゝき申候其後能むし  常(つね)の餅のごとくつき申候むしかげん  成程能むしたるよしつき立其  侭(まゝ)も用申候又かき餅にしてよし    ○葛(くづ)餅の方 一 葛(くづ)の粉《割書:一盃おろし申さぬ葛|》 一白さたう《割書:一盃|》   一水一盃  右三色こね合竹の筒(つゝ)へ入ル竹の筒跡(つゝのあと)  先(さき)に節(ふし)を籠(こめ)上を成程うすく削(けつり)一方  の節(ふし)に穴(あな)をあけ其口より葛(くづ)をなが  し入 鍋(なべ)ニ湯を立半時ほど煮(に)其後  水につけ竹を破(わり)取出しいかやうにも  切り申候    ○外郎(ういらう)餅の方 一 粳(うる)上白米《割書:七合粉|》 一餅米上白《割書:三合粉|》 一白さたう《割書:少|》  先二色の米一ツに合半分ツヽ取わけ  一方はくちなしの汁(しる)にてこね一方は  水にてこねはら〳〵の加減(かげん)にし  米 通(とを)しのあらきにてふるひせいろう  の内へ入むし申候 黄色(きいろ)と白色との間ニ  美濃(みのゝ)の釣柿(つりがき)を薄(うす)クへぎならべむせ申候