翻刻
全(またく)五 冊(さつ)となし箱(はこ)にひめ置て
他見(たけん)をゆるさす頃日(このごろ)書林来て
此書を乞(こふ)事あまたゝび固辞(こじ)
するに拠(ところ)なく終(つゐ)に授(さつけ)之 梓(し)に
ちりはめしむると云尓
于時元禄初乃歳
孟冬良辰日
洛下
無名子序
合類日用料理抄目録
△巻一
○酒(さけ)の類(るい)
一 忍冬酒(にんどうしゆの)方 一 麻地酒(あさぢざけ)方
一 肥後麻地(ひごのあさぢ)酒 一 蒲萄酒(ぶどうしゆ)
一 薯蕷酒(いもざけ)方 一 豆淋酒(とうりんしゆ)方
一 桒酒(くはざけ)之方 一 楊梅(やまもゝ)酒
一 枸杞五加酒(くこうこぎざけ) 一 醴酒(あまざけ)方
一 鳩(はと)酒之方 一 煎酒(いりざけ)方
一 精進煎酒(しやうしんいりざけ) 一 早煎酒(はやいりざけ)
一 茄子煎酒(なすびいりざけ) 一 酒酔醒(さけのえいさます)方
一 山川(やまがは)酒方 一 醴久持様(あまさけひさしくもつやう)
○味噌(みそ)之類
一 御膳味噌(ごぜんみそ) 一 参河(みかは)味噌