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こね葛(くつ)を一 盃(はい)入下へながし見申候に
素麺(そうめん)のことく能つゞき落(をち)申候 柄杓(ひしやく)
の底(そこ)に穴(あな)を五分あまりほどに丸ク
三ツあけ其中へ右のこね申候 葛(くづ)を
入 鍋(なべ)に湯を能たゝせその中ヘ落(おとし)申候
鍋の下をゆだんなくたき申候湯ぬ
るく成候へはそうめんきれ申候鍋の内
にそうめんたまりとくせんぐりに取
上其 侭(まゝ)に水に入レ申候
○玉子 素麺(そうめん)の方
一 鶏卵(にはとりたまご)《割書:五十|》 一あひる卵(たまご)《割書:五ツ|》
二色共に白み取あかみ計。もめんにて
こしよくませ申候
一上々大白さたう《割書:四斤|》一水 《割書:二升|》
右のさたう水ませ合 卵(たまご)十五の白み計
入せんじすいなうにてこし又せんし
にえあがり蟹泡(かにあは)と申が立候時 卵(たまご)の
からに能かげんに穴(あな)をあけおとし申候
扨 卵(たまご)すくいのしやくしにてあげさだう
の汁(しる)を能しぼり上ケみだき申候者の
そうめんあげ申候時しやくしに二 盃(はい)ほど
水入候てあげ申候
○水繊(すいぜん)の方
一 葛(くづ)一 盃(はい) 一水一 盃(はい)
右かきたてねり申候湯を能にえたゝし
右のねり申候 葛(くづ)をかなじやくしにてす
くい水(すい)ぜん鍋(なべ)に水けのなきやうにい
たし入たてにえ湯(ゆ)へ鍋(なべ)の底(そこ)をあて