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大かた惣やうへ白み出申候ほどに湯の行(ゆき)
わたり申候時にづふとつけ申候と少や
はらかにいたし不反候へは葛(くづ)一はいニ水二は
いにてねり申候彔豆にて焼(やき)申候は彔
豆と水と等分にて能々やきやう右
同前なり
○彔豆の方
一やへなりを寒(かん)の内ニ水にほとばかし
石臼(いしうす)にて挽(ひき)いかにも目のつまりたる
布(ぬの)かもめんにて成とも袋(ふくろ)をして
其中ヘ入水の中にてもみ出し二 遍(へん)
ほど如此ひきもみ出し扨皮を去(さり)白
き水をいさせ上(うは)ずみを捨(すて)日に
干(ほし)候へは葛(くづ)のごとくなり申候 料(りやう)
理の時は葛(くづ)の水繊(すいせん)のことくいた
し候なり
○薏苡仁拵(よくいにんこしらへ)様
一 唐(たう)うすにて挽(ひき)砕(くだき)極り候て
からを捨(すて)申候扨其後からうす
にてそろ〳〵とつき申候水を
さい〳〵かへ米をかすやうに
仕其のち日にほし申候
△菓子(くわし)の類
○羊巻(やうかん)の方
一 小豆(あづき)《割書:一升|》 右能 煮(に)いかきにてすり
水にてこし。かすをすり鉢(ばち)にて又 摺(すり)
いかきにてこし扨すいなうにてこしい
させ。もめんの袋(ふくろ)にてしぼり風ニふかせ候