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一 串柿(くしがき)にても釣(つり)柿にてもふたつニわり
さねを取 粳(うる)米の粉(こ)を水にてとろりと
ねり候て右の柿を中ヘ入さてあげ油
を能たゝせしやくしにて柿ひとつ
つゝ入あげ申候
○薯蕷繊(じよよせん)の方
一山のいも皮を去わさびおろしにて細(こまか)ニ
し白ざたう三分一まぜ茶匙(さじ)にて
能かんにちぎり油にてあげ申候やき
しほふりかけ能候也
しゝらと
一白ごま《割書:一升一夜水ニつけ上皮を| もみほとす》
一白ざたう《割書:三合|》一白 蜜(みつ)《割書:二合五勺|》
右三色ねり合大 形(かた)しるあめのかたさほど
にねりつめ申候其後板の上にあげ上
より鍋(なべ)のふたにておしひらめ。このみ
次第に切出し申候
○ひりやうす
一麦の粉(こ)か米の粉にてよし鍋(なべ)ニ水
を入にやし粉を入ふかせ後に湯(ゆ)を
したみこね合 玉子(たまこ)の黄(き)なる所を入
すり鉢(はち)にて摺(すり)それを油にて上ケ候
但 粳(うる)のこ七合餅の粉三合 細(こまか)にはたき
それにて能候右の粉一升に玉子
七ツほど入さたうのせんしたるに浸(ひたし)置
出し申候右のさたうの煎(せんじ)やうは氷さたう
一 斤(きん)に水一升入七分の内ニせんじ申候
油にてあげ申候時は大さじにてす