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ん能候右能々こね候て臼(うす)へ入 押(おし)付候て
ねさせ申候あつき内は一時 寒(さむき)時は二時
計ねさせ置申候其後そろ〳〵と餅(もち)を
つき申候ごとくつき申候へば麩(ふ)に成申候其
後水の中にて何べんももみ洗候へは
かすとれ申候少づゝの粕(かす)はうす羽(ば)にて
切 除(のけ)候て能かんにちぎり申候其後湯に
仕候 湯(ゆ)のにえたゝぬやうにわかし其
中へ麩(ふ)を入しやくしにて何べんも
かき廻(まは)し湯にえたち候へは何べんも
水をさしにえたゝぬやうに仕よく候
にえかげんはうきくりたる時能御さ候
惣別(さうべつ)麩(ふ)をこね候ももみ申候もなが
れ川の水能御さ候
△万 菓久持(くたものひさしくもつ)様
○栗(くり)の置(をき)様(やう)
一 瓶(かめ)にてもつぼにても底(そこ)に土器(かはらけ)一ツ
ふせ其上に栗を入口を能はり置候
土器(かはらけ)破(われ)不申候様に置候なり
〇同置様 秘伝(ひでん)
一 栗(くり)を水けなき茶(ちや)の湯 釜(がま)の中にならべ入
ふたを能し其上を箱に入置なり
ケ様にいたし候へは虫もくはず。しわも
よらず来年迄持申候但栗の尻(しり)の尖(とがり)
目(め)の出候所に火 箸(ばし)をやきあてこがし置
候へば目も出不申候
〇同方 極秘伝(ごくひでん)
一大 栗(くり)半日程日に干申候たかゝらぬ所